ラブコメと「あまあま」な肉体関係、或いは小野寺さんは自力優勝の夢を見るか?

突然ながら、ラブコメを読んでいるとふと思う事がありまして。
端的に言えば、もっと肉体関係を持てば良いのになぁと。
更に言うと、もっと身体を使って籠絡すれば良いのになぁと。


これだけだと、なら成年漫画を読め、と総ツッコミ状態かと思います。
モチロン、成年漫画は成年漫画で好きなのですが、そうではなく。
自分は、若々しい一般向けラブコメだからこそ、肉体関係も見てみたくなるのです。
その上で、個人的嗜好として、愛憎入り交じった籠絡なら尚良いなと!


と言うのも、例えば「ひとりみ葉月さんと。」(カザマアヤミ)のような成人が主役のラブコメも勿論あります。
ひとりみ葉月さんと。(1) (ガンガンコミックスJOKER)
が、ラブコメと言うと学園物、特に中高生が主人公の作品が多い……ような気がします。●1
その場合、掲載誌も少年(?)誌が多くなり●2当然ながら描ける性的コンテンツには限界があるはずです。
身も蓋も無い言い方をすれば、特に現在だと、肉体関係はそうそうお目にかかれないだろうなと。


無論、自分はラッキースケベも大好物で、子供・大人問わず大切な存在だと思っています。
ジャンプSQ』の「To LOVEる ダークネス」(矢吹健太朗×長谷見沙貴)を読んだ時など、割と拍手喝采状態です。
To LOVEる -とらぶる- ダークネス (1) (ジャンプコミックス)
しかし、ブコメを読んでいて、ラッキースケベを望む気持ち・性的まぐわいを望む気持ちの両方が存在する。
そうすると、ラッキースケベが満たされれば満たされる程、性的まぐわいへの渇望も強くなっていく。


そんな自分にとって、楽園 Le Paradis』の「あまあま」(志摩時緒)は極上の逸品。●3
あまあま
ベテランカップルの祐司と美咲、付き合い始めたばかりの高梨君と神崎さん、2組のカップルによる「あまあま」な日々を綴った本作。
ベテランな裕司と美咲は、美咲の積極性と裕司の包容力もあり、呼吸をするように自然とまぐわう。
その関係は、ラブコメで性的まぐわいを見たい自分の渇望を満たすと同時に、若さを感じるという意味で羨ましくもあります。


真面目な話、心も体も繋がれるって凄く素敵で、とっても幸せな事ではないかと思うのです。
更に、その幸せ(の一つの形)を享受できる関係なのに、体では繋がれるのに、心がすれ違う時もある。
そうした心の機微にも肉体関係は彩りを加えてくれるので、上記の愛憎もそういう意図(と個人的嗜好)で挙げています。
「あまあま」最新話が掲載される『楽園 Le Paradis』最新9号は、今週末発売なのでヒジョーに楽しみです。


念のために書いておくと、性的まぐわい・肉体関係があった方がリアルだと言いたいのではありません。
ましてや、中高生のお付き合いでも(だから?)、性的な肉体関係も包み隠さず描くべきだなんて滅相もなく。
そうではなく、基本的には描かれる事が叶わないものだからこそ、焦がれ憧れているというのも大きいと思います。
ある意味、パンチラやチラリズムに通じる、ピュアな少年の願いなのかもなと。


詰まる所、ニセコイ」(古味直志)の小野寺さんの18禁ルートが読みたいと!
ニセコイ 2 (ジャンプコミックス)
自分も鬼ではない(?)ので、小野寺さん魔性の女化からのリードでなくとも良いのです。●4
籠絡しようと一大決心後、不発からの初々しいまぐあいなど、胸が温まりつつ幸せで満ちていく事間違いなし。
(あとは真面目に、小野寺さん自力優勝の道は肉体を使っての籠絡くらいしかもう見えないような……●5 ●6


ニセコイ」は7/4に第2巻8/3に第3巻が発売なので、この夏は一層昂ぶっていきたい所。
そして「ニセコイ」に限らず、「パジャマな彼女。」(濱田浩輔)や「恋染紅葉」(ミウラタダヒロ×坂本次郎)でも初々若々しい肉体関係が見られたらイイナ!●7
パジャマな彼女。 1 (ジャンプコミックス)
そんなに言うなら(成年漫画ではなく)エロ同人を読め、というツッコミはあるかと思います。
言うまでもなく、こういう考え方・嗜好の持ち主なのでエロ同人に胸を高鳴らせる時もあるのは事実です。


ただ、自分は叶わないと実際には理解しつつ、今回のような夢を本家に見る事も止まないのです。
ないとは言い切れない可能性、そこから派生する様々な展開(妄想)、キャラクターの他の現在や未来も見てみたいと。
本当は、肉体関係その物ではなく、そこから生まれる感情や関係を眺めたいのかもとも思います。


まぁ一言でまとめれば、この夏、肉体関係でライバルに差(?)を付けよう!
そんなラブコメの存在を心から応援しています!!



●1
ここでは取り敢えず、少女漫画やレディース作品を除いて考えます。


●2
とは言え、少年誌・青年誌のどちらにも分類が難しい雑誌・雑誌内でも幅がある場合もありますが、ひとまず例外扱いで。


●3
但し、『楽園 Le Paradis』はモチロン少年漫画誌ではなく、むしろ「分類が難しい雑誌」の代表例な気さえしますが。


●4
モチロンそういう展開もバッチコイの大歓迎ですが!


●5
言うまでもなく、自分は小野寺さんも(千棘も)好きです。が、両方同じくらい好きなら、二次元・三次元問わず3Pで良いじゃないかと思うのです(真顔)


●6
最新の『週刊少年ジャンプ』をまだ読めていないので、最新話と矛盾する内容があった場合はご容赦の程を。
まぁ、個人的には矛盾してくれる(=小野寺さんの性的まぐわいがある)事も力強く願っていきたいですが!


●7
肉体関係や性的まぐわいが見られるのならば、パコさん再臨だって辞さない。
とは言え、自分はパコさんも(確かに世で言われている改善点はあれど)割とアリだった派です。

6/26朝追記
分かり合えなかった小野寺さん派の一例。
xiang4ri4kui2 @golgo31_news2 ニセコイは小野寺さんの18禁展開や千棘との3Pが見たいと思いながら読み、恋染紅葉は是非ともハーレムエッチが見たいなと思いながら読んでいます(キリッ link
golgo31_news2 @xiang4ri4kui2 ジャンプのラブコメはそういう風に読むもんじゃねえから! link
岡田コウ先生が出すかもしれない小野寺さん本にパッションを滾らせていたゴルゴ先輩は、どこへ行ってしまったのか……?


6/26夜追記
ニセコイ」最新話を読んだ。
“3人目”……だと……。小野寺さん、やはり籠絡からの肉体関係しか……ッ!!


6/26夜追記 2

ないとは言い切れない可能性、そこから派生する様々な展開(妄想)、キャラクターの他の現在や未来も見てみたいと。

本当は、肉体関係その物ではなく、そこから生まれる感情や関係を眺めたいのかもとも思います。

ここで(妄想)と補足した通りで、描かれないからこそ想像や妄想の余地が大きいのも重々承知しています。
言い換えると、描かれる望みは薄く、だからと言って出来る限り描かれて欲しいとまで願っている訳ではなく。
つまり、セルフ同人誌が読みたいという主張ではないです、と一応の追記をしておきます。