踏まれたい可愛い!カザマアヤミ・シスターズ!

さてさて、拙ブログでは、今まで何度か究極対至高の選択について書いてきました。
[桐原いづみ][CLAMP][水谷フーカ] 中学生に戻りたい?年上の女性とお付き合い出来る幸せ!
[オオツカマヒロ][カザマアヤミ][東雲太郎×エンターブレイン] 手を取り合うネコと人!にゃんだふる・ワールド!
それは時に年上と年下であったり、時に犬と猫であったり、人間には決断しなければならない選択があるのです?


そして、年上・年下同様に話題に挙がりやすい二者択一の選択と言えば、姉 or 妹だと思います(当社調べ)。
よく言われるのは、実際に姉がいれば二次元では妹派・実際に妹がいれば二次元では姉派という事。
事実、私はリアルで妹が2人いるため、二次元では心が自然と姉を選択する事が多いです。


しかしながら、その姉派の理を覆す破壊力を持った妹達が、最近のカザマアヤミ作品から乱立しています。
その圧倒的破壊力は、姉派の私を陥落させるだけでなく、「跪いて踏まれたい」という新たな本能の扉をも開く程。
直ちに性癖嗜好に影響はないと思われますが、恐るべき妹力(いもうとぢから)です。
という訳で、今回は、カザマアヤミ作品の踏まれたくなるくらい可愛い妹キャラクター達を紹介します!

綿見恵麻 from 「せなかぐらし」

せなかぐらし (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
まずは、本日、待望の第1巻が発売した「せなかぐらし」より綿見恵麻です。
以前も紹介した通り、今作は『まんがタイムきららフォワード』で連載中で、ブコメ四天王の一角を築いています。
[カザマアヤミ][志摩時緒][霜月絹鯊] 一足早い春一番!ラブがコメり出す最前線(フォワード)! - 『まんがタイムきららフォワード』
この拙記事の頃は「となりの柏木さん」,「せなかぐらし」,「7時間目の音符」と三本柱でしたが、今は「はぢが〜る」(みやびあきの)も加わって四天王に!
また、「せなかぐらし」同様に、「7時間目の音符」も待望の単行本化が決定…と、光陰矢の如しで嬉しい事が盛り沢山です。


閑話休題で話を戻すと、遂に第1巻が発売した「せなかぐらし」はお隣さんのハートフル・ラブコメ
遂に念願の一人暮らしを始めたら、お隣さんとの壁がすりガラスという夢と浪漫とラブが溢れるお話。
そのお隣さんこと、飴原華奈嬢も大変に可愛らしい美少女なのですが、今回は敢えて妹へ!
恵麻と亜未
主人公:巡には双子の妹がおり、左が恵麻・右が亜未。
この場面からも分かる通り、クールで大人びた恵麻無邪気に歳相応の亜未は非常に良いコンビ。
そして、その見た目同様に、亜未がお兄ちゃんラブなのに対して、恵麻は兄にも厳しく無愛想というバランス。


でも、その厳しさや辛辣さは、どこか互いに通じ合っているからだと思うのです。
お互いの存在や関係を何となくでも分かっているから、クールに気に掛けつつも時に厳しく対応する。
この辺りの距離感は、実際に妹がいる身として、見覚えがあったりします。
恵麻さんお説教モード
この冷たい視線! 巡大撃沈! 俺大勝利!
この後、辛辣なお説教に突入して、巡の精神力と立場はより過酷な環境に置かれます。
が、どうでも良い存在に叱る事はしないように、このお説教からも兄への真摯な思い遣りを感じるのです。

双川まひる from 「よるとまひる

ブラコンアンソロジー Liqueur ―リキュール― (フレックスコミックス)
次に、『ブラコンアンソロジー Liqueur』掲載の「よるとまひる」よりまひるです。
コンセプトからズバリ、今アンソロジー魅力的な姉や妹や“きょうだい”という関係性の宝庫
その満ち満ちた魅力には思わず酔いそうになる辺りから、『リキュール』というタイトルもお見事!


恵麻が年の割に達観した妹だとしたら、まひるは比較的幼めに見えるかもしれません。
また、タイプとしては亜美の方に近く、兄の夜の事が大大大好きです。
小さかった頃と同じように、夜を慕って懐く姿は、さながら子犬のよう。
蝶のように可愛らしく、子犬のように慕う。
けれど、同じお兄ちゃん大好きな妹でも、まひるには年齢という避けて通れない要素があります。
そもそも、今アンソロジーの帯では、兄妹や姉弟という“きょうだい”の関係性についてこう書かれています。

それは叶わない恋――

そして叶ってはいけない恋

年齢が上がるに連れ、「好き」の形は多様化していくはず。
家族としての「好き」や異性としての「好き」等、「好き」を選ばなければいけない場面も訪れるでしょう。
お互いに小さかった頃と同じようにいる事はできず、お互いが心身共に段々と変わっていく。
「もう大きくなるのやめようよ…」
まひる自身、自分の無邪気さや幼さ、兄を慕う気持ちの変化に気付いている・気付きかけている節があります。
だからこそ、「もう大きくなるのやめようよ…」と、不意にポツリと表情を見せずに漏らしたのだろうと。
戸惑い揺れるまひるの気持ちに対する兄の想いや応えは、是非とも読んで各々が考えてもらいたい次第。
ラストページのまひるの表情は、冒頭のそれとは違った意味を持っているように、私には思えるのです。

真坂実也 from 「ひとりみ葉月さんと。」

ガンガンJOKER 2011年 09月号
最後に、『ガンガンJOKER』で連載中の「ひとりみ葉月さんと。」より真坂実也です。
今作は、多くの読者をニヤニヤ胸キュン悶絶へと導いた「はつきあいの新シリーズ的作品。
恋愛経験ゼロな25歳の葉月さんが、はつきあい(はじめてのおつきあい)の世界へと誘われていきます!


その葉月さんを誘う者こそ、お姉ちゃん大好きな妹の実也です。
漢字は違えど、名前の響きから底知れない妹力を感じ取った人もいるのではないでしょうか?
実也最大の魅力は、腹黒・策士・小悪魔的と三拍子揃ったドSっぷりにあると思います。
初登場開口一番ドS
ナチュラルにドSな予感しかしない! 俺大勝利!
姉妹だからこその率直な物事の言い合いの場面ですが、実也から迸るキュートなドSさイイネ!!
笑顔で自然体でドSな実也には奇跡の妹の称号を授けたくなります。


その一方で、実也のドSな行動の裏には、姉への想いが見え隠れしています。
葉月が(実也が見繕ってきた)幸丸君と上手くいっている様子を盗み見て、心から祝福する美也。
誉められ頭を撫でられた時のこの笑顔は、こちらまで胸が透き通って幸せな気分になってくる程。
悪魔のような天使の笑顔
モチロン、姉の葉月は葉月で満更でもなく、時に過激な行為や発言が自分を想っての事だと理解している。
この関係は、「せなかぐらし」や「よるとまひる」とも共通する家族で兄妹や姉妹ならではの絆の在り方ではないかと。
根底ではお互いの事を想いやっていて、心から相手のための言動を行えるのは、素直に素敵だなと思うのです。


余談ながら、特に第1話で垣間見える葉月さんの日常生活は婉曲的に表現しても大分ダメです。
が、一人暮らしなんて、男女問わずあんなものじゃないかなと言い訳がましく開き直ります!



さて、今回紹介した3人の妹達、如何だったでしょうか?
思わず踏まれたくなった…かどうかはさておき、三者三様の魅力があったかと思います。
意識的・無意識的に関わらず、全体的にアグレッシブに攻める一面を持っているのも、本当にスバラシイ!


この相性的に攻めの妹と言うと、カザマアヤミ先生と霜月絹鯊先生の合同本『センチメートル』を思い出します。
『センチメートル』(鯊ログ)
その前書きで、カザマアヤミ先生も、以下のように猛っておられました。

私サイドは男(上)×女(下)で。個人的に攻めのロリというか「ロリの本気みせてやんよ!」みたいなものが好きなので、「見せてやんよ!!!」と勇んでネームを切ったら近親相姦になりました。どうしてこうなった\(^q^)/
つまり、結論としては、攻める妹達は至高(但し、二次元に限る)
流行りの言葉(?)で言うと、このサドっぷり…羨ましいよ。攻める妹って最高だな!!


尚、今回は「シスターズ」と言いつつも妹のみの紹介でしたが、実際には姉を忘れてはイケマセン。
例えば、「ちょこっとヒメ」の攻める双子の姉:莉夕のいじらしい程の「好き」なら拳で毎日攻められてもイイ
また、幾ら全力でウェルカムでも、攻められる日々で心が荒む日も訪れるかもしれません。
そんな時は、「幻燈師シリーズ ボクの創る世界」の千穂という癒しの妹も存在する安心のカザマアヤミ・ワールド


最後に一つだけ誤解なきように言っておくと、私が真に踏まれたいのは同級生や年上の優等生です。
睦美さん@はつきあい然り,颯子@ちょこっとヒメ然り,奏風@幻燈師シリーズ然りで、見事に3人。
そういう訳で、いつの日か、「踏まれたい美しい!カザマアヤミ・優等生達!」が有り得るかもしれません!?