まだまだあった！繋がる過去、見えて来る未来！ - 「惑星のさみだれ」

※水上悟志「惑星のさみだれ」最新9巻までのネタバレあり！

第9巻第55話で、初めてさみだれの前に現れたアニマ。
そこで、さみだれの姉：氷雨とすれ違った時、アニマは彼女に対してこう呟く。
第9巻, 第55話

こんにちは　ご先祖様

つまり、さみだれを含めた朝日奈家は、アニムス＆アニマ兄妹の先祖だと分かる。

さて、アニムス＆アニマ兄妹の先祖と言えば、同じく第9巻第54話にて、諸悪の根源と言って差し支えない~~大馬鹿~~医者が言及していた。
第9巻, 第55話

家計図だって調べた　優秀な先祖達だ
21世紀中期には教科書に載るような医学者物理学者スポーツ選手…

また、第5巻第33話のアニムス・さみだれの対話で、さみだれの家族構成を調べたアニムスがこう言っている。
第9巻, 第55話

小説家医学博士大学教授…インテリ家族だね
この中に歴史に名を残す人が

後者のアニムスの台詞は、さみだれによって途中で遮られてしまっているが、この二つの発言から朝日奈家から教科書に掲載されるような歴史上の偉人が現れるという事が分かる。
（また、そうだとしたら、「惑星のさみだれ」の舞台が21世紀中期だという事も判明する）

アニムスの発言の小説家＝父：時雨，医学博士＝母：春子，大学教授＝姉：氷雨で、第1巻第1話で氷雨が教鞭を執っていた科目は恐らく物理。~~（物理には本当に疎いので、もし分かる方がいたら教えて下さい...orz）~~
※ツイッターであしたつさんがお答えして下さいました。詳しくはコチラ。
この事実を~~大馬鹿~~医者の発言と照らし合わせると、歴史に名を残す医学者＝母：春子・物理学者＝姉：氷雨なのかなぁと思った。
更に、さみだれの病を治すのは医学者の春子で、むしろ、さみだれの病を治す事で歴史に名を残したのかなぁとも。
更に更に、病を完治したさみだれが、歴史に名を残すスポーツ選手になる可能性も決して少なくはないのかなぁとも。
更に更に更に、前回の感想で触れた未来の夕日の台詞が、例えば母：春子による手術前夜のさみだれに対して…という確率もあるよなぁとも。
（※後ろ3つは大いに妄想だけれど、可能性はゼロではない…はず）

ちなみに、上記のアニマと氷雨が病院の廊下ですれ違う場面は、第5巻第32話の以下の場面とリンクしている。
第5巻, 第32話

なあ　なんでさみのこと気にかけてんだ？
…あんたどっかで会ったことなかったけ…
いや…いいか…

夕日とさみだれが過去に会っていたように、アニマと氷雨もまた過去に会っていた。

まだまだあると思うけれど、今回はここまで！
物語が進む毎に＆読み返す毎に、過去と現在と未来が繋がる「惑星のさみだれ」。
こういう発見があると、作品を読むのがますます楽しくなるよねという結論で〆！

※以下、あしたつさんから頂いたお答えを抜粋。

	ashitatsu	@xiang4ri4kui2 blog拝見しました。振動や減衰、良く使っている変数がgやmというあたり、まず物理と思って良いと思いますよ。	link
	ashitatsu	@xiang4ri4kui2 そこまでは私の知識だと分かりませんでした。申し訳ない。大体この手の式のアルファベットだと、l→距離、m→質量、g→重力加速度、h→時間、C→定数、V→電圧or圧力、e→指数関数、てな感じで、「ある時間tにおける距離lを求める式」というイメージです…	link