単行本発売決定!!本の些細な“なりゆき”の結末は? - まんがホーム9月号:三日月の蜜

10/07追記。
「三日月の蜜」(仙石寛子)、感想書きました:[仙石寛子][4コマ] 丁寧にありのままに描かれる移り行く想い、変わらない想い、純粋な想い - 「三日月の蜜」


仙石寛子ファンの皆様に嬉しい嬉しい嬉しいお知らせ!

珠玉の作品集コミックス『三日月の蜜』が10月7日に発売決定!!お楽しみに!!
今月号の最終回に伴い、まんがホーム』で連載されていた「三日月の蜜」の単行本化が発表!
珠玉の作品集と言う事で、昨年3月に発売された初単行本「背伸びして情熱」のように、表題作+短編作品達という構成になるはず。


その初単行本「背伸びして情熱」、俺の留学出発直後に発売され、帰国まで一年間ずっと読むのを我慢したのは良い思い出…w
背伸びして情熱 (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ)
「純粋で残酷、切なくて愛おしい。」という帯の謳い文句に偽りなし。
等身大の心から発せられる切なさや愛しさが、儚さ,胸をチクリと刺す痛み,温かさが入り交じった作者独自の雰囲気や間の中で描かれる。
厳しくて心細くて不安なような、優しくてこそばゆくて幸せなような、本来なら相反する要素が物語の中で不思議なバランスで溶けている印象。
(………説明が激しく難しいので、取り敢えず読んでみると良いと思うよ!)


今作「三日月の蜜」も、前単行本の表題作「背伸びして情熱」や「赤くない糸」同様、居心地の良い…けれど、どこか儚げな雰囲気を持っていたように思う。
しかし、下記の最終回の表情やモノローグに代表されるような確かな安心感が、シリーズの根底に一貫して走っていたようにも感じた。
「嬉しいことを言われたんだと思ったのよ」
…それはまた小さな声だったけど
今度はちゃんと聞こえた
この“儚さ”と“安心感”の調和が、毎回読んでいて安心&心地良かった一番の理由かなぁと。


ちなみに、今月25日に第2号が発売の「ひらり、」の第1号でも、実に“仙石寛子”節の作品を描いております。
百合アンソロジー ひらり、
また、仙石先生に人外百合を求める声も される&俺も見てみたいので、今後のより一層の活躍&言わずもがなホームでの次回作を期待!



最後に独り言。
“エール!コミックス”の文字を見る度に、目から汗が流れるんだ…;