「BLOOD ALONE」のこれからについての情報まとめ

自分が本格的に漫画を購読するようになったキッカケの一つに、高野真之の「BLOOD ALONE」という作品がある。
BLOOD ALONE 3 (電撃コミックス)
夜を舞台にした人間と吸血鬼と魔法使いの話…と書くとキナ臭いけれど、読んでいると実に心地良い。
物語・描き方など全体的に、落ち着いた静かな雰囲気と穏やかな日常をベースに、非日常がアクセントとして加えられている。
雰囲気の良い喫茶店で紅茶/コーヒーを飲んで一服しているイメージと伝えると、しっくり来る…かなぁ?・ω・


その「BLOOD ALONE」が、電撃大王4月号で突然終了した。
『BLOOD ALONE』掲載終了について (from 月刊コミック電撃大王公式サイト
今までも休載や長期休載は少なくなかったけれど、この掲載終了は青天の霹靂。
上記の通り、思い入れのある作品なので、将来的に再び作品に巡り会える事を願ったもの。


この掲載終了について、今日までに、ひとまず高野先生の公式サイトツイッターから発表された情報は以下の通り。

  • BLOOD ALONE」は移籍のために電撃大王から離脱。
    ※あまり語り過ぎるのはフェアでないけれど、打ち切り・切った切られた等ではない。
  • 既に移籍先は決定しており、再開は年内を予定。
  • 移籍先での掲載(再開)の宣伝は恐らく直前になる。
  • 移籍先の出版社より新装版の発売も予定。
そんな訳で、そう遠くない将来、どこかで再び「BLOOD ALONE」に出会えるようで本当に良かった。
願わくば、今度は安定して続いてくれますように…(^^;


そして、移籍&再開後の構想や今後「BLOOD ALONE」をどのように描いていくかという事に関しても幾つか述べられている。
masayuki_takano BLOOD ALONE』の再開は何事もなかったかのように話が続くので、次に出る7巻はいつも通りのまったり系が多い感じでしょうか。 link
masayuki_takano 主要な伏線は大体回収していく予定ですが、あれもやりたいこれもやりたいと言う思いもあったりなかったり。でも、今の刊行ペースで20巻以上も続けられても困りますよね? スピードアップは大きな課題のひとつですが。 link
masayuki_takano BLOOD ALONE』はラストエピソードとエピローグを描きたくてはじめた話なので、どんな形になるにせよそこまでは行くつもりなのでご安心ください。長くなった場合は、えーっと…ごめんなさい。 link
個人的に一番嬉しかったのは、エピローグが想定されているという事。
作品の余韻や登場人物達のその後を味わえるので、連載・描き下ろし問わず、エピローグが描かれているのはありがたい限り。
まずは復活してもらい、その後着実に連載を重ね、念願のラストエピソード&エピローグに辿り着いてもらいたい所存。



ちなみに、諸々の余裕があればクロエとサイノメの更なる過去編も描く準備はあるらしく、サイノメ派として期待せざるを得ない。
行き遅れの先輩、ヒロイン候補離脱とか読者に言われてるのかなぁ…今頃…」
「ところが、どっこい、まだ可能性はゼロじゃないわ!!」
「サイノメちゃんは、図々しいから、まだ諦めない!」
真面目な話、サイノメ本人/展開に、このくらいのウザ図々しさはあっても良い気はするのよw

, コマ枠外を黒く染めて“夜”を表す描き方帯の台詞チョイスを含めた表紙センス等、物語以外の要素も作品の雰囲気に大きく貢献していると思う。