起こすしかない!黒髪ショートの小波を!! - Fellows! volume 10B:シャーリー・メディスン

Fellows!』最新6月号の発売日は今週だから、日曜日前後で発売日直前更新をしようと思っていたら、最新号が先週半ばに発売されていた&自分が未だ買えていない時の切なさと切なさと切なさと…(´・ω・)


さてさて、少し前に黒髪マイスター:水星氏を筆頭に、黒髪ロング関係の記事が同時多発的に挙がった事は(俺の)記憶に新しい。
「黒髪ロング」のハッシュタグができるまで
「エロかわいい」について少し考えてみた (以上2つ、from 水星さん家
[マンガ][雑文]純白を身に纏う女性を讃えよ
[マンガ][雑文]ハロルド作石先生が文学史のミステリーに挑む:『7人のシェイクスピア』 (以上2つ、from マンガLOG収蔵庫
黒髪ロング好きに贈る、女性向け漫画の黒髪ロングキャラ10選 (from オトコでも読める少女漫画
※まだありそうな気も多分にするけど、取り敢えず、この辺りで割愛。


言うまでもなく、黒髪ロングは素晴らしい。
しかし、黒髪が映えるのはロングだけではないように思う。
例えば、黒髪ロングと対をなす黒髪ショートはどうだろうか?
そう思っていた所、タイミング良く、『Fellows!』 APRIL volume 10Bに「シャーリー・メディスン」(森薫)が掲載されていた!
そこで、今回は黒髪ショートと絡めて、「シャーリー・メディスン」を簡単に紹介(?)してみるヨ!・ω・


まず、「シャーリー・メディスン」は、同作者の「シャーリー」(全1巻)の続編。
シャーリー (Beam comix)
元々は森薫「エマ」で商業デビューを始める前の作品で、第1話を描いた頃は「ペン先を替えるという事すら知らなかった」や「コンテ(ネーム)を切るなどという事は他言語のように思えた」と作者本人が語っている。※1
13歳のメイド:シャーリー・メディスンと彼女の女主人:ベネット・クランリーの日々を描いた物語。
勿論、森薫のメイドや諸々へ対しての迸る情熱と愛がたっぷりw


さて、シャーリーが可愛いのは自明の理。
その可愛さの主因の一つに、黒髪ショートがあるように思う。
黒髪ショートだから、年相応の幼さ,可愛いらしさ,大人しそうな雰囲気が映えるのではないだろうか?
『Fellows!』2010-APRIL volume 10B, P54
もし、シャーリーの髪が黒髪ロングだったら、お姉さん的雰囲気や艶やかさが出てしまうのではないだろうか!?
それはそれで大歓迎だけどNE★
そんな訳で、シャーリーというキャラクターと黒髪ショートは、非常にマッチしているような気がした。


また、黒髪ショートのシャーリーに対し、主人のベネットさんは金髪(ブロンド)ロング
髪だけでなく色々と対照的な二人※2だけれど、特に髪の対比は目を楽しませるよなぁと。
まさに二人の髪をメインテーマの一つに据えた回(「シャーリー」収録、ブロンドとコルセット)もあった程。
「シャーリー」, P59
今回の話「お給料」でも、二人の髪の対比が締めの要素の一つと言っても良いんじゃないかなぁ?
正確には、“二人の髪をメインテーマの一つに据えた回”があるからこそ、味が出る話な気がした。※3


「シャーリー・メディスン」は、正式発売日15日だけど既に発売中の『Fellows!』2010-JUNE volume 11にも掲載。
森薫ファン,「シャーリー」ファン,『Fellows!』ファンのみならず、メイドスキーや黒髪ショートスキーにもオススメ。
そして、2ヶ月連続掲載なので、再び単行本に巡り会える日をついつい夢見てしまうw
期待に胸を膨らませつつ、今回の更新(振り返るとまるで“紹介”していない…)を締め!



※1, 「シャーリー」収録、あとがき(&いいわけ)ちゃんちゃらマンガ人生七転び八転びより。ちなみに、森薫のあとがき漫画は超絶面白い。
※2, 上記の“髪”の他に、大人 vs 子供と言った外見的対比、メイド vs 主人という身分/立場的対比、家事バッチリ vs ズボラ(苦笑)や大人しくて寡黙 vs 明るく陽気といった特技・性格的対比などなど。まだまだ沢山あるはず。
※3, 「ブロンドとコルセット」があったからこそ、シャーリーがブロンド&ドレスのベネットさんに強い憧れを抱いている事が分かって、話の締めがより光り輝くと思った。

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