白道さんの涙の真意(わけ)から見えて来る彼女の信念と願いの真意(わけ)? - ヤングキングアワーズ6月号:惑星のさみだれ第61話
「惑星のさみだれ」特典情報をまとめて、最新9巻の表紙イラストに言及したら、さみだれ語りたい欲が臨界点突破したので(以下略)
既に色々な所で語られている&語れる点は沢山あると思うけど、今回は一点、先月のアワーズで俺が感服した場面について。
まず、どんな場面かぼんやりと説明するために、読了直後の俺の一言感想。
xiang4ri4kui2 | 白道さんの泣いた理由は完全に騙されていたなぁ。そして、本当の理由が実にカッコイイ。僕になりたい。 [携帯] | link |
※以下、単行本派の読者にはネタバレにつき、伏せ&注意。
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さて、上記の「白道さんの涙」とは、単行本6巻103ページの以下の場面。
アワーズ/単行本で読んだ当時、こう(↓)思った人が殆どだったんじゃないかなぁ。
- 日下部太朗を守れずに喪った事で傷心した。
- さみだれへの説得に失敗して泣いた。
つまり、自分の不甲斐なさや未熟さが理由で泣いたのだと思っていた。
そして、長らく伏せられてきた涙の理由が、遂に先月号のアワーズ掲載分第61話『惑星のさみだれ・2』コチラで明かされた。
…私の友達ね
昔 交通事故で弟を亡くしたの一緒に死ねたら…
…一緒に逝けたら…って
その頃よく言ってたでもその友達ね
今は結婚して
幸せだって
実は、さみだれや花子のための涙でもあったという事実が判明。
自分のためでなく、他人のために涙していたとは…。熱すぎて
同時に、4巻第24話『白道八宵とヘビの騎士』で描かれた
- 彼女の信念
「ええ だって 生きている限り 死亡率100%だもの」 - 彼女の願い
「お父さんやお母さん 私の家族が 死ぬ時は笑って死ねますように…できる?」
この第24話だけだとぶっ飛んだ内容に聞こえるし、実際、7巻110ページで夕君とノイも引いていた…w
でも、願いを適応できる人は限られている(=願いを以てしても皆を幸せにはできない)と分かった上で、その限られた人達(=家族)が死ぬまでの幸せを願ったという可能性もあるよなぁと。
さみだれに語った友人の事に加えて、赤の他人だったさみだれや花子のためを想って泣けるくらい真摯に優しい人であれば、少なくとも本人の周囲の人間全員の幸せを願っても不思議じゃない。
それでも敢えて、意識的/無意識的に、家族のみを選んだ=周りの他の人達を切り捨てたのだとしたら、それは本当に貴い願いなんじゃないかと思ったのでした。
以上、言わずもがな、「幾ら死線を潜り抜けようとも、ひょんな事から知り合った人達に対して、短期間で感情移入できる」と言う線はなしで考えてみた。
【結論】
今までは&きっとこれからもイロモノ的役割が強いキャラだろうと思いつつ、先月号のアワーズで白道さんに心底惚れた。
4巻の水上悟志先生サイン会@とらのあな吉祥寺店にて、白道さんを描いてもらって本当に良かった!!(ぉ
※このサブタイトルの使い方が、また物凄い熱くて、もうどうしようもない。
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